猛暑を通り越して酷暑となった今年も少しずつ秋が近づいていることを感じられるようになりました。先日、出先でススキを見たり、栗も販売されていました。
これだけ暑いと、戸外で遊ぶことも控えなくてはならなかったと思います。今月のテーマにした「経験値の低下」は家庭での取組みを表したものです。今の子どもたちに聞くと、ゲーム、YouTubeなどデジタルなもので遊ぶことが増えてきています。私はゲーム、動画を見せることに反対の立場はとっておりません。それは家庭毎に約束を決めて行えばいいと思うからです。ここ2、3年で以下の質問がわからなくなっている子が激増です。
赤いボール5個、白いボール8個あったとします。
質問1
どちらのボールが多いですか?または、どちらのボールが少ないですか?
この質問には「赤」とか「白」と答えます。
質問2
どちらのボールがいくつ(何個)多いですか?どちらのボールがいくつ(何個)少ないですか?赤が3個多い。とは答えません。「赤」とか「3個」というだけです。はじめはこのように答えても昔はすぐに言い直す子がいました。今では、言い直すどころか、「何て言ってるのかわからない」とか「???」となる子が多いです。
言葉を介してのやりとりがどれだけされているか、賢い子は言葉をたくさん知っています。子どもの思考力は口頭言語力と比例します。耳で聞いた言葉をこどもはすぐ覚えます。そして、書き、読み、話し、思考を定着させていきます。日常で言葉のやりとりを増やすことは経験値を上げることに繋がるのです。今こそ「言葉のやりとり」を大切にした原点にたち戻る必要があります。

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