今年は30℃声が9月末になっても続き、例年にない猛暑日や夏日の続く日が多くありました。ここまで気象が変わってくると異常気象ではなく、これからは当たり前の気象となるのでしょう。

そして、当たり前のことと言えば学習は小学校へ行ってから始まるものと言う考えも変わってきています。一昔前は「早期教育」と言う名前でこの名称にアレルギーを感じる人もいました。そして私もアレルギーを感じていた一人です。

しかし、就学前教育の実践と研究をしている立場からすると小学校入学前の準備学習として大きな役割を果たしていると思います。なんでも早くから始めればいいと言う訳ではなく、生活や遊びに働きかけ、試行錯誤することにより、思考力を育成するという発達段階を見極めた就学前教育はこれからの肝になると考えています。専門の指導者の育成も急務です。コロナ禍を過ごしてきた子どもたちを見ていると、本来経験してきているであろうことが経験出来ずにいたのだろうと感じる子が増えています。就学前教育には認知能力と非認知能力の両側面からアプローチをかけていくことで入学前の準備学習として大きな役割があると信じています。

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